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2006年7月 7日 (金)

七夕とカルピス

今日は、七夕、
偶然、例の旧家の2階から、ちょっと珍しいモノを発見(^-^)
昭和20年代?の新聞に載ってるカルピスの広告だ。
襖の裏張りになってた、
060707calpis

さて、七夕とカルピス、どんな関係?(^-^)

実は、カルピスは、
1919年(大正8年)の7月7日に発売されたのである。
あの水玉模様も、天の川の星々をデザインしたもの。
え?そんなのジョーシキ?(^^;)

では、以下にもうちょっと詳しく(笑)
久しぶりにウンチ君(爆)となる、
やたら長いので、興味のある人だけ、覚悟して読んでちょーだい(笑)

さて、カルピスを開発したのは、三島海雲という人で、
モンゴル旅行中に口にした「ジョウヒ」という乳酸飲料をもとにしている、
カルピス発売に至るまでには相当の苦労があったようで、
最初に開発して、その名もずばり「醍醐味」と名付けた飲料は、
売れ行きは良かったが原料の確保がままならず、失敗。
次に作った「ラクトーキャラメル」は宣伝がうまく行かず、売れ残り、
おまけに夏場に返品分が全部溶けてしまったそうだ。

そんな中、くじけずにあくまで「最高のモノ作り」に取り組み、
さらに、当時はまだ重要視されてなかった、宣伝と広告に力を入れ、
七夕の日に合わせ、これも当時では珍しかった「包装紙で包む」事で、
他の商品より際だたせたという。今で言うところのアイキャッチ、ですね、

「初恋の味」というキャッチフレーズも、
発売後1年くらいの時、乳酸菌の効能を説くより、
もっとわかりやすく、親しみやすいようにと、
後輩の国語教師である、驪城卓爾(こまきたくじ)の強い勧めもあって、
決定されたものだそうだ、
これについては、ちょっとおもしろいエピソードがあって、
当初、三島は、「カルピスは子供にも好かれているのに、
初恋とは何かと問われたらどう答えればよいのだ」と、
「初恋の味」というキャッチフレーズに難色を示したそうなのだが、
驪城は「初恋の味とはカルピスの味と答えればよい」と言い、
これに三島も納得!したとの事である(笑)

カルピス、というネーミングにもおもしろいエピソードがある、
最初に発売した飲料に「醍醐味」と名付けたのは、
涅槃教にある、
「牛より乳を出し、乳より酪を出し、酪より蘇を出し、蘇より生酥を出し、
生酥より熟酥を出し、熟酥より醍醐を出す。醍醐は最上なり。
もし服する者あらば衆病皆除く。
あらゆる諸楽ことごとくその中に入るがごとく仏もまたかくのごとし。」

つまり、「酪」「蘇」「生酥」「熟酥」「醍醐」という、
乳を精製して得られる五段階の味のうち、最上の美味なるもの、
というところからネーミングしたものだった。

ちなみに、「乳」は牛乳そのもの、
「酪(らく)」は、まぁヨーグルトみたいな状態、
「蘇(そ)」は、搾りたての牛乳を煮詰めたもので、
バターとチーズの中間ぐらいでキャラメルみたいな感じらしい。
「酥」とも書く、
「生酥(なまそ)」は、生乳を表面に膜が張らないように、焦がさず約1日煮詰め、
さらに一晩放置して、乳脂肪分を固めて浮き出させたもの。
「熟酥(じゅくそ)」は、「生酥」を「蘇」から取り分けて、
さらに焦げないように加熱し、濃縮したもの。
そして、「醍醐(だいご)」
「熟酥」の表面に浮いている脂肪の玉を湯煎にかけ、分離した油分。
見た目は溶けたバターのようだが、油臭さは無く、さっぱりした味で、
これこそが最上の味、とされている。

お釈迦様自身も、悟りを開いた時の経験から、
牛乳や乳製品は、『食料となり、気力を与え、
皮膚に光沢を与え、また、楽しみを与えるもの』として  
賞賛しているくらいで、
特に「醍醐」は、そのまま仏教における最高真理に例えられる事になり、
『醍醐味』という言葉も、ここから来ているわけである。
何しろ、それをそのまま名前にした天皇もいるくらい、「最高」だったわけだ。

さて、時代は大正デモクラシーの時代、
三島は、モダンな感じにすべく、カタカナ名前にしようとした、
そして、醍醐のサンスクリット読みである、「サルピル・マンダ」から、
「サルピル」か、当時最も有名だった栄養源である、カルシウムも採用し、
「カルピル」と名付けようとしたらしい、

ところがどうも、語呂が悪い(^^;)
そこで、どうしたか?
「最高のモノ」の事は「最高の人」にという事で、
当時第一の音楽家、山田耕筰に相談したのである、
(てなことで、タネを明かせば、
 先日のカミさんのコンサートで山田耕筰の事を調べてて、
 カルピスの件に行き当たってたというわけなのだ(^-^))
また、サンスクリット語の権威である、
渡辺海旭わたなべかいぎょく)にも意見を求め、
「醍醐」の「サルピル」よりは一段落ちるのだが、
「熟酥(じゅくそ)」のサンスクリット読みである「サルピス」と、
カルシウムを併せた「カルピス」こそが、
『母音の組み合わせが、とても開放的かつ堅実性があってよい。
 発展性が感じられる。きっと繁盛する』との回答を得、めでたく決定したという次第。

てなことで、延々とカルピスについて書いてきたが、
この広告には「初恋の味」という文言が無い、
というのも、戦時中の広告なので、
「軟弱」と取られるのを避けたのだろうと思われる。

060707moji それでも、やはり工夫はなされていて、
左隅にある、「一本一円一本一人一ヶ月」のロゴ?は、
王義之や即天武后、文徴明、玄宗皇帝といった、
歴史上の書の達人と言われてる人達の文字が使われていて、
ここでもやはり、「最高」へのこだわりが感じられるのでありました。

てなことで、ウンチクおしまい~(^^;)

今日はちょっと真面目に書きすぎた、
こんな時は、息抜きにちょっと一服・・・したいところだが、
そうはいかない(^^;)

第165週+2日目の朝 77.2kg
昨日+1kg トータル -18.8kg
ミドル級(72.57kg)まであと、4.63kg

がっひょ~ん・・・(爆)
一木会って・・・
ごちそうさまでした・・・(ToT)

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コメント

カルピス…
お水の代わりにミルクで作ったのも好きな
アフランシですっ?!

カルピス…
自分は何にも調べもせずに
ギリシャ語 水瓶〔カルピス〕から
そのままネーミングされたものだと
思い込んでました……

とっても勉強になりましたっ!
恵峯センセ~♪

ヘエ~ボタンがあれば
ガンガン押してますヨ?!

お水の代わりにミルクで作ったカルピスも
好きなアフランシですっ!!

カルピス…
自分は何にも調べる事もなく
ギリシャ語 水瓶〔カルピス〕から
ネーミングされたものだと
思い込んでました……

恵峯センセ~!
とっても勉強になりましたっ!!

ヘエ~ボタンがあれば
ガンガン押してますヨ?!

とてもカシコクなった気分です。
・・・一週間前に知ってたら七夕会のおやつに出してもらったのに・・・ちょっと残念(笑)

>アフランシさん、
ギリシャ語で水瓶の事を、
カルピス、って言うんですか?
全然知りませんでした~(爆)
つーか、山田耕筰の事を調べてて、
偶然見つけたエピソードなもんで、
私自身は、カルピスって・・・(^^;)
ちなみに最後に飲んだのが、
カルピスウォーターが発売された時(笑)
カルピス:水=1:4というのが正確に再現されてるとのことで、試しに飲んでみたのでした(^^;)
今、ネットで調べてみると・・・
15年前!ですね~(笑)

カルピスと言えば、業田良家さんの「百年川柳」で当時最高点を獲得した、
「むせるほど カルピスの濃い お金持ち」っていう句が浮かびます(笑)

>やすこさん
旧暦の七夕に出してもらってください(笑)

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